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モルタル外壁と塗装の耐用年数

モルタル外壁とは、セメントと砂、水を混ぜた材料を左官職人が手作業で仕上げる外壁材です。日本の住宅に多く使われており、その無機質で落ち着いた風合いが特徴です。しかし、モルタルは水に弱いため、塗装によって防水性と美観を保つ必要があります。

塗装によって守られているモルタル外壁は、使われる塗料の種類によってその保護効果の持続期間が異なります。以下は、一般的な塗料ごとの耐用年数の目安です。

  • シリコン塗料:10~12年
  • ラジカル制御型塗料:12~15年
  • フッ素塗料:15~20年

このように、塗料の選び方次第で、外壁の保護期間は大きく変わります。定期的な点検と、適切なタイミングでの塗り替えが長持ちの秘訣です。

モルタル外壁の主な劣化症状

モルタル外壁は、時間の経過とともに少しずつ劣化が進みます。以下のような症状が見られたら、塗替えを検討するサインです。

ヘアークラック
髪の毛のように細いひび割れ。塗膜の経年劣化や乾燥収縮により発生します。

 

構造クラック
0.3mm以上の幅がある深いひび。雨水が内部に侵入する恐れがあり、早急な補修が必要です。

 

 

ひび割れや剥がれについての詳しい原因と補修のポイントは、以下の記事で詳しく解説しています。
▶︎【モルタル外壁の「ひび割れ」と「剥がれ」─原因と補修方法を徹底解説!】

 

 

チョーキング現象
外壁を手でこすったときに白い粉が付着する現象。塗料が紫外線により分解されているサインです。

 

カビ・コケ・藻
湿気がこもりやすい面に多く発生し、美観を損なうだけでなく、外壁材の劣化を促進します。

 

塗膜の剥がれ・膨れ
下地との密着が弱まることで起こる現象。雨水の侵入や内部劣化のリスクがあります。

 

こうした症状を放置すると、モルタルが内部から傷み、修繕にかかる費用も高額になります。劣化症状に気づいたら、早めの対処が重要です。

 

モルタル外壁を塗装する際のポイント

モルタル外壁を塗装する際には、いくつかの重要なポイントがあります。これらを押さえておくことで、塗装の品質を高め、外壁の寿命を延ばすことができます。

  • クラック(ひび割れ)補修
    塗装の前には、ひび割れを補修することが必要です。ヘアークラックには下塗り材で対応し、構造クラックにはシーリング材などを使ってしっかりと補修します。
  • 下地処理の徹底
    高圧洗浄で汚れやカビを落とし、下地をきれいに整えてから塗装を行います。これにより塗料の密着性が向上します。
  • 通気性を考慮した塗料選び
    モルタルは湿気を含みやすいため、通気性のある塗料を選ぶと内部の湿気を逃がしやすくなります。
  • 外壁材に合った工程設計
    塗装工程の中で、モルタルの質感や仕上がりを損なわないように、工程や道具を選ぶことも大切です。

 

モルタル外壁の塗装におすすめの塗料

モルタル外壁に適した塗料には、耐久性と密着性のバランスが求められます。おすすめの塗料は以下のとおりです。

  • ラジカル制御型塗料紫外線による劣化因子(ラジカル)の発生を抑制することで、高い耐久性とコストパフォーマンスを両立しています。
  • シリコン塗料価格と耐久性のバランスが良く、人気のある塗料です。防汚性にも優れています。
  • フッ素塗料最も耐久性が高く、メンテナンス周期を長くしたい方に向いています。ただし費用は高めです。

外壁の状態や、今後のメンテナンス計画に応じて最適な塗料を選びましょう。

モルタル外壁塗装における下塗り材の役割とは?

外壁塗装において「下塗り」は、仕上がりや耐久性を左右する非常に重要な工程です。特に、モルタル外壁は吸水性が高く、表面の凹凸やクラック(ひび割れ)も発生しやすいため、下塗り材の選定と塗布方法には十分な注意が必要です。

下塗り材の主な役割は以下の3つです。

  • 塗料の密着性を高める
    モルタルの表面はざらつきや細かい気泡が多く、上塗り材が密着しづらい傾向があります。下塗り材はその表面を整え、塗料の接着力を高める役割を果たします。
  • 吸い込みムラを防ぐ
    下塗り材を塗ることで、上塗り材の吸収を均一にし、色ムラや仕上がりの不均一を防ぎます。
  • クラックへの追従性を持たせる
    モルタルに特有のヘアークラックに対応するため、弾性のある下塗り材を使用することがあります。これによりひび割れの再発を抑えることができます。

 

モルタル外壁に使われる主な下塗り材の種類

モルタル外壁に使用される下塗り材には、いくつかの種類があります。それぞれの特徴と使い分けを理解することで、建物の寿命を延ばす塗装が可能になります。

1. シーラー

シーラーは、下地に浸透して上塗り塗料の密着性を高めるために使用される透明または白色の下塗り材です。モルタル表面に細かい穴がある場合、その中に浸透して強化する働きを持ちます。

特に、モルタル表面が粉化している「チョーキング現象」が見られる場合は、浸透型のシーラーが有効です。

2. フィラー(主に微弾性フィラー)

微弾性フィラーは、ひび割れに追従する性質を持つ下塗り材です。粘度が高く、モルタル表面のヘアークラックを埋めながら厚みを確保することができます。

また、フィラーには凹凸をなだらかにする機能もあり、模様の再形成やリシン・スタッコの上塗り時にもよく使われます。

モルタル外壁は「吸い込みやすく」「ひび割れしやすい」素材

モルタル外壁は、独特の質感と重厚感が人気の外壁材ですが、性質上いくつかの注意点があります。特に「吸い込みやすい」「ひび割れしやすい」といった特徴は、塗装メンテナンスの際に大きく影響します。

新築時は問題がなくても、経年とともに表面が劣化し、水分や紫外線の影響で細かいひび割れ(ヘアークラック)やチョーキング現象が発生しやすくなります。そのため、塗装前の下地処理が非常に重要なのです。

 

下地が劣化していたら「シーラー+フィラー併用」が効果的

モルタル外壁の下塗りでは、下地の状態に応じて「シーラー」と「フィラー」の両方を使うのがベストなケースがあります。これにより、塗装の密着性と仕上がりの美しさ、さらには耐久性まで高めることができます。

劣化が進んだモルタル外壁では、次のような工程で塗装を進めるのが一般的です。

  1. 高圧洗浄で表面の汚れやチョーキングを除去
  2. 必要に応じてクラック補修(コーキングやパテ埋め)
  3. シーラーを塗布して下地を強化・吸い込み防止
  4. フィラーを塗布してヘアークラックをカバー
  5. 中塗り・上塗りで仕上げ

このように、シーラー+フィラーの併用によって、塗膜の密着性が高まり、上塗りのムラを防ぎつつ、長期にわたる耐久性を実現できます。

 

こんな症状があるなら要注意!

  • チョーキング現象が広範囲に出ている
  • クラック(ひび割れ)が目視で複数確認できる
  • 旧塗膜が劣化し、粉を吹いたような状態

 

こうした症状が確認できる場合は、下地のダメージが蓄積していると考えられます。

モルタル外壁は、素材の特性上、下塗りの工程が塗装の品質を大きく左右します。特に劣化が進んでいる場合には、「シーラー+フィラーの併用」を行うことで、上塗りの密着性と耐久性、見た目の美しさをしっかりと確保することができます。

塗装はただ色を塗るだけではありません。見えない下地づくりこそが、美しく長持ちする外壁塗装の鍵を握っているのです。

 

下塗り材選びに失敗するとどうなる?

下塗り材を適切に選ばなかった場合、施工後のトラブルが発生するリスクがあります。

  • 上塗り塗料がはがれる
    密着力が不十分な場合、塗膜が浮いたり、早期にはがれたりすることがあります。
  • ひび割れが再発する
    下地のクラックを適切に埋めないと、塗装後もひび割れが残り、美観と耐久性を損ないます。
  • 塗装のムラが出る
    吸い込みが均一でない場合、色ムラや光沢ムラが起きてしまいます。

 

モルタル外壁の塗装は、見た目の美しさだけでなく、建物の寿命にも大きく関わる工事です。中でも下塗り材は、塗装の仕上がりと耐久性の基礎を支える存在であり、軽視できない工程です。

「どんな下塗り材を使うのか」「外壁の状態に合っているか」「上塗りとの相性は良いか」など、事前の見極めが重要になります。

業者としっかり相談し、納得したうえで適切な下塗り材を選びましょう。適切な下塗りがあってこそ、上塗り材の性能を最大限に発揮できるのです。

 

モルタル外壁の塗装におすすめの色

モルタル外壁は質感がやわらかく、落ち着いた色味がよく似合います。

以下におすすめのカラーを紹介します。

  • グレー系:都会的でモダンな印象を与え、汚れも目立ちにくいです。
  • ベージュ・アイボリー系:周囲の景観に馴染みやすく、温かみのある印象になります。
  • ネイビー・ブルー系:個性を出しつつも、品のある落ち着いた雰囲気に仕上がります。
  • アースカラー:ブラウンやカーキなどの自然な色は、モルタルの素材感を引き立てます。

塗装前にはカラーシミュレーションを行い、実際の家とのバランスを見ることをおすすめします。

 

モルタル外壁の塗装手順

モルタル外壁の塗装は、以下のような手順で行います。

  1. 現地調査・見積もり:外壁の状態を調査し、適切な塗料と補修内容を提案します。
  2. 足場の設置・飛散防止対策:作業の安全と周囲への配慮のため、足場と養生シートを設置します。
  3. 高圧洗浄:外壁表面の汚れ、カビ、旧塗膜などをしっかり洗い流します。
  4. 下地補修:ひび割れや欠けている箇所を補修します。
  5. 下塗り:下塗り材を塗布し、塗料の密着を高めます。
  6. 中塗り・上塗り:選んだ塗料を2回に分けて塗布します。厚みを確保し、美しく仕上げます。
  7. 点検・手直し:塗りムラや塗り残しを確認し、必要に応じて修正します。
  8. 足場解体・清掃:工事完了後、足場を解体し、敷地内を清掃して終了です。

 

モルタル外壁の塗装の仕上げの種類

モルタル外壁は、仕上げの方法によって印象が大きく変わります。以下に代表的な仕上げ方を紹介します。

  • リシン仕上げ:細かい砂を混ぜた塗料を吹き付けた仕上げ。マットな質感で落ち着いた印象です。
  • スタッコ仕上げ:厚みのある塗材をコテやローラーで仕上げる方法。重厚感があります。
  • 吹き付けタイル仕上げ:模様をつけながら塗装することで、凹凸のある高級感のある外壁になります。
  • ローラー仕上げ:平滑でシンプルな表情になります。再塗装ではローラー仕上げが多く採用されます。

 

モルタル外壁の塗装はメンテナンスと業者選びで寿命が変わる!

モルタル外壁は、適切な塗装メンテナンスを行えば長く美しさを保てる素材です。しかし、手入れを怠ると、ひび割れや浸水の原因になり、外壁全体の寿命が縮んでしまいます。

また、業者選びも非常に重要です。経験豊富で、モルタルの特性を理解している塗装業者を選ぶことで、耐久性の高い仕上がりが期待できます。見積もりの内容が詳細で、施工実績が多く、アフターサービスがしっかりしている業者を選ぶことがポイントです。

10年に一度のメンテナンスが、家の寿命を延ばす大切な投資になります。モルタル外壁の特性を理解し、適切なタイミングで信頼できる業者に依頼することが、美しい外観と住まいの快適さを守る第一歩です。

 

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