前回、クリヤー塗料のメリットをお伝えしました。通常の塗料とは異なり顔料が含まれていないため、チョーキング現象が起こらないことが特徴的な塗料です。今回は反対にデメリットの方をご紹介していきたいと思います。

<クリヤー塗料のデメリット>

*傷んだ外壁には向かない→クリヤー塗料は傷んだ外壁には向いていない傾向にあります。特にチョーキングを起こした外壁などはクリヤー仕上げにはならず、白く濁ったような塗膜になるため美観に影響が出ます。

*美観の向上は出来ない色褪せやひび割れなど、外壁の劣化現象には様々な症状が現れます。クリヤー塗料ではこれらの劣化現象を隠すことは出来ないため、美観を向上させることは出来ません。

*クリヤー塗料が合わない外壁材がある→外壁材にフッ素や光触媒でコーティングされたサイディングなどが近年では増えてきました。これらの外壁材にクリヤー塗料を塗布すると短期間で剥がれを起こしてしまう可能性が高くなります。クリヤー塗料を塗装する際は、塗装専門店に相談しましょう。

クリヤー塗料には上記のような欠点が存在し、塗装工事でクリヤー塗料を検討されている方は是非参考にして頂けたらと思います。今回はクリヤー塗料のデメリットをご紹介しました。