外壁塗装を高品質・低価格に

外壁塗装や屋根塗装の溶剤系塗料を詳しく解説!

「溶剤系塗料」は、有機溶剤を主成分とし、樹脂や添加剤を溶かした塗料です。一般的には「油性塗料」とも呼ばれます。

溶剤系塗料には、有機溶剤が揮発して塗膜が硬化・乾燥するタイプや、酸素と樹脂などの成分が反応して塗膜を形成するパターンなど、様々な種類が存在します。 

 

*利点として、

有機溶剤が使用されるため揮発性が高く、乾燥時間が短いことが挙げられます。金属などの塗装物を選ばず、湿度や気温に左右されずに塗装できる柔軟性も大きな魅力です。 

*欠点として、

環境汚染や健康被害への懸念があります。特に有機溶剤に含まれる酢酸エチルなどのVOCはシックハウス症候群の原因とされ、公共施設では制限がかかっています。また、独特な臭いがあるため換気が必要であり、使用する際には気をつける必要があります。薄めたり刷毛を洗浄するにはシンナーが必要で、準備や後片付けに手間がかかる点も難点と言えます。使用時は使い方の確認や十分な換気が必要であり、引火性があるため火気には充分に注意が必要です。また、管理も使用上の注意に従って行う必要があります。

近年では「弱溶剤塗料」が開発され、溶剤系塗料ほどの揮発性はないものの、水性系塗料よりも耐久性、耐候性、および耐摩耗性に優れています。耐久性・耐候性を優先するなら溶剤系塗料、ニオイを気にしつつも耐久性を求めるなら弱溶剤系塗料、環境に配慮するなら水性系塗料。用途に合わせて塗料選びをしましょう。