外壁塗装や屋根塗装において下地処理はとても重要な工程であり、塗装の仕上がりや耐久性に直結します。適切な下地処理が行われないと、塗料が劣化しやすくなり、塗膜が浮いたりはがれたりする可能性が高まります。
今回は、下地処理の工程とその重要性についてまとめました。是非参考にされて下さい。
（1）洗浄と除去： 外壁表面には汚れやカビ、古い塗膜が付着していることがあります。高圧洗浄や専用のクリーナーを使用して、これらの汚れや古い塗膜を効果的に取り除きます。清潔な表面が下地処理の基本となります。
- （2）ひび割れや穴の修復： 外壁にひび割れや穴がある場合、これらを適切に修復することが必要です。耐候性のある補修材を用いて、しっかりと補修することで、建物内への浸水を防ぎます。
- （3）下地処理剤の使用： 下地には専用の下地処理剤を使用することが効果的です。これによって、塗料が均一に密着しやすくなり、耐候性や耐久性が向上します。下地処理剤の種類や塗り方に注意が必要です。
- （4）サンディング（研磨）：研磨は外壁の表面を滑らかにし、塗料の密着性を向上させるための工程です。サンディングペーパーを使って外壁表面を研磨し、不均一な部分や凹凸を取り除きます。研磨後は、表面から発生した埃をブラシやクリーナーでしっかりと取り除きます。
- （5）プライマーの塗布： 下地処理後、プライマーを塗布することで、塗料と下地の密着性を一層強化します。プライマーの選定は、塗装する材質や環境に応じて行います。
適切な下地処理を行うことで、外壁塗装の寿命を延ばし、美しい仕上がりを実現できます。施工前に丁寧な下地処理を行い、素材や状態に応じた適切な材料を選ぶことが、長期間にわたる外壁の保護につながります。
